こんな会話を耳にしました。
Aさん:むかしハワイ行ったけどめっちゃ良かったなぁ。
Bさん:わたし10月行くで、行く?
Aさん:あかん、10月はお金がないしムリやわ。
ちょっとびっくりしました。
というのもコレ、去年の12月のお話。
「1年先にお金がない」と予言してる。
そんな先のこと決め付けたらあかんやん、とこっそり突っこんでました。
だけど、、、人のことは言えません。
ワタシも以前は似たようなことをアンカリングしてましたから。
『人間は自分が考えているような人間になる』アール・ナイチンゲール
『思考は現実化する』・・・ナポレオン・ヒル
Aさんの口ぐせは「お金がない」
そしてアンカリングした「お金がない」が現実になっています。
習慣や思考ってホンマにこわいですね。
むかし母親からこんなことを言われていました。
『あんたが結婚したらその横にハナレ建てて、お母さんはそこに住むねん。』
『親の面倒はあんたがずっとみんとあかんねんで。』
ちょっとドン引きしそうな話ですが、冗談じゃなくまじめに言うてました。
ハナレを建てるっていうのはムリな話。
でも親の面倒はどんなことがあってもワタシ1人で背負わなければいけない、というのはしっかりアンカリングされていました。
だからこそ母親から離れる決心をするまでに、相当時間がかかったんです。
以前のブログ(→不安、劣等感、自信のなさ、小さい頃の習慣が今の私を作る)でも話しましたが、毒親のもとで身についた習慣はなかなかなくなりません。
だってずっと母親の言うとおりアンカリングしていたんですから、それはしっかり身についてます。
なくすためには毒親と過ごした年数と同じだけ離れて暮らす必要がある。
ようやく今年その年数を迎えます。
長いような短いような、、、。
だけどひとつ確実に言えることは、
一日も早く毒親から離れて、静かな暮らしをはじめることが最優先ということ。
- もうちょっと様子を見てみよう
- 今はまだ大丈夫そうだ
- まだ頑張れる
あるいは、
そんなことしたらバチが当たる(悪いことが起きる)、そんなことをするのは悪い人間だ。
こんなふうに思ってるかもしれません。
だけど冷静に考えると、あなたの人生がズルズルと日一日と失われているのです。
仕事をしてても、友人と楽しく過ごしてても、パートナーと幸せに過ごしてても、
いつも心のどこかで気がかりなことが引っかかっている。
モッタイないと思いませんか。せっかくあなたのための人生なのに。
毒親の問題は話し合いでは解決しません。
あなたが毒親と離れることをきっぱり決断するか、
あるいはあなたが我慢して自分の人生を親に差し出すか。
このどちらかしかありません。
あいまいな解決方法はきっとない、と私は考えています。
正しくアンカリングすることで、より早く毒親から離れることができるはず。
あなたは今年どうアンカリングしますか。