こんにちは。岸本みずきです。

前回、介護老人保健施設のお話をしました。
今日はその続編です。

施設への申し込みをしたものの、入院中の母親が実際に施設へ移って生活するとなると、
困ったことがいろいろ出てきます。

・病院から施設へどうやって行く?(一人では行けない)
・生活の場が変わるので、家にある身の回りのもの(衣服や日用品など)を持って
施設へ行かないといけない
・施設にいる間のお金の管理や、ほかにもいろいろ

やっと毒親からの攻撃から解放されて、平穏に暮らせるようになったのに、ここで会うとまた元に戻ってしまう。
1人っ子だし、代わりに頼める人もいない。
絶縁状態だけど、判断能力が低下した体の不自由な母親をほったらかしにもできひんし。

そこで出てきたのが「成年後見人制度」

判断能力が低下した人に代わって家庭裁判所で選定した後見人が、財産の管理や介護サービスなどを
受けられるように、さまざまな支援をするという制度。
後見人は弁護士や司法書士などの専門家、または親族などが選ばれるようです。
選ばれた成年後見人を証明するためにその内容は法務局で登記され、判断能力の不十分な人の
安全が守られているとか。

今回、その申請を代わりにしてくださるNPO法人の方を介護ヘルパーさんに紹介してもらいました。
必要書類を揃えたり家庭裁判所へ申請をしたり、と早くても3ヶ月はかかるみたいですが、
私にとってはとてもありがたい制度。

成年後見人の手続きだけではなく、入院中の病院の手続きや施設へ移る準備まで
(退院後、一旦家へ行って身の回りのものを揃えてから施設へ行く)
すべて引き受けてくださったNPO法人の方。
本当にありがたいです。

そして時間がかかると思っていた施設の入所日も早々に決まり、家庭裁判所へ行くのも
来週になりました。
(家庭裁判所へは私も同行して、これまでの経緯を説明します)

自分が入院する前に突然起こった出来事にあたふたしましたが、これでようやくホッとできそう。

介護老人保健施設、成年後見人制度、NPO法人。

何も知らなかった私が、ここ1ヶ月の間で少しだけ詳しくなりました。
毒親の老後の問題を抱えてる方の参考になるといいな、と思ってかなり重たい話題ですが
書くことにしました。