こんにちは。岸本みずきです。

誰かと会ったとき、自分のことをつい謙遜しすぎてしまうこと、ありませんか。
相手の方が偉くて、自分はしょうもない、つまらない人間。取るに足らない人間。

ひと昔前の私がそうでした。
今日は、昔一緒に仕事をしたときのエピソードをお話します。

気さくな性格のAさん。初対面から親しくなるまで時間はあまりかかりませんでした。
年齢はAさんの方が年上だったので、気を使ってました。

でも、、、本当は気を使ってたわけじゃなかった。

あきらかに初対面で会ったときから、相手の方が立場は上で、私は下。
逆らったらダメ。
どんなことも笑って「YES」と言わなきゃいけない。

普通なら「え、それちょっと違うんちゃう?」というようなことも、
Aさんが正しい。間違っているのは私。

「あなたのおっしゃるとおりです」

まるで女王様に仕える召し使いみたい。

昔はわりとこういうパターンでした。
特に初対面で会う人には「私の方が下」という思い込みが強くて。

理由はいろいろあります。
・自分に自信がなかった
・拒絶されるのを恐れた
・子どもの頃の習慣(支配的な毒親だったから)

自分のことを「私はたいしたことない人間、人より劣ってる」とデフォルトで設定していると、
誰に会っても、そのスタンスで接してしまいます。
その結果、相手から本当に低く見られたり、邪険に扱われたりすることも。

「自分に自信を持てばいい」と言われますが、そう簡単に自信を持つなんて
私には無理でした。

でも自信を持てなくても、自分の立場を下にみるクセは防げます。

(1)度を越えた謙遜をしない。
(2)自分を卑下しない。
(3)相手の土俵で自分を評価しない。

頭の片隅においといて、思い出したときにやってみる。
何度か繰り返すことで、女王様に仕える召し使いのクセも抜けてくる。
そしてどっちが偉いも、立場が低いもない、と冷静に思えるようになってきます。

自信を持つことを考えるのではなく、あなたのデフォルト設定を今よりもワンランク上にしてあげる。

今度思い出したら一度試してみてください。