こんにちは。岸本みずきです。
(今日は私の毒親の体験談をお話しています。「えっ」と思われた方はスルーしてください。)

毒親と離れて14年。
小学校、中学校、高校のすべてを足したよりも長い。
(「6・3・3で12年!コイズミ学習机!」のCM、、、昭和な話題)
そう考えるとあれからずいぶん経ったな、と思います。

でも、14年だけじゃなく歳の数だけ続いているんだから、相当ガマン強いというか、
「わたしってメンタルつよっ」と自分でも感心します。

最近は電話攻撃の回数も減り、問題を起こしてきても動じなくなったので、
毎日の暮らしもずいぶん平和になりました。
それでも全くなくなったわけじゃなく、回数が減っただけ。

そうそう、うちの母親には「ある特技」があるんです。

どういうわけか、

・そんなに行かない旅行の前日
・楽しいことがあった後
・へこんでるとき(母親とは関係のないことが原因のとき)

決まって電話攻撃をしてきます。

どっかにカメラか盗聴器でも置いてるん?っていうくらいベストなタイミング。
野生の勘というか、毒親アンテナが張り巡らされているというか。
どこからともなく、嗅ぎつけてくる。

よく、「お前だけ楽しい思いは絶対させへん」と言っていたので、
「もしかして楽しい気持ちをぶちこわし、へこんでいるときは追い討ちをかけてきてる?」
と真剣に疑ってしまうほど。

まさか源氏物語の、「六条御息所」が生霊となって葵の上を殺してしまうエピソードのように、
母親の生霊が私に嫌がらせをしてるわけでもあるまいし。

実際は、母親が私のことを知ることはできないので(カメラや盗聴器でもつけていない限り)
たんなる偶然に過ぎません。

以前は楽しいことがあっても、母親からかかってくる電話1本で一瞬にして
・嫌な気持ちへようこそ。
・母親の嫌がらせがつきまとう。
・楽しいことのすべてを止めたり、諦めたり。

こんな感じで「私は幸せにはなれるはずがない」と、自己憐憫の世界に浸っていました。
でもこの考えは自己憐憫を加速させる。

単純だけど、渦中にいると自分ではなかなか気づきにくいもの。
時間はかかったけど、私が学んだ大事なこと。
相手のペースに巻き込まれず、自分のペースを乱さない。
自分の頭の中にいる「毒親の毒」に毒されないように、ゼッタイに気をつけなければいけません。