こんにちは。岸本みずきです。
高校生の頃、うちの学校はバイト禁止でした。
といっても隠れてこっそりバイトしてる人がほとんど。
私もそっち派で、コソコソ隠れてせっせとバイトに通っていました。
(特にバイト先と授業を受けている先生の家が目と鼻の先だったからヒヤヒヤしっぱなし)
昔はバイト代って安かったんですよね。
それでもバイト代の入った封筒を手渡されると、飛び上がるほど嬉しい。
「自分で稼いだお金」を見ると、なんだか大人の仲間入りをしたようでこっそり「ドヤ顔」
以前のブログでも書いていましたが、(⇒熱々の料理を同時に出すコツ)
高校時代、8つもバイトしてたんですよね。まさにバイトに明け暮れる毎日。
私は就職組だったので大学の受験勉強も必要なかったし、バイトが就職の事前勉強みたいな感じになってたのかも。
このときの経験、かなり役に立ってます。
とくに中華料理店でバイトしてたとき、そこの店長さんがホントに良い人で。
いつもニコニコ。お客さんから無理なこと言われてもニコニコ対応。
お客さんはもちろん、従業員に対しても決して怒ることはしない人でした。
私が怒ってても(たぶんムカつくお客さんがいたんでしょう)
「○○ちゃん、おこっちゃいかん」
と、ゆっくりとした口調でニコニコしながら諭してくれるんです。
この言葉がとても印象的で、今でもニコニコしながら「おこっちゃいかん」と言う店長さんの顔がフッと出てくるときがあります。
そして印象的なことがもうひとつ。
夏休みのあっつい日。2階で片付けをしていたときのこと。
お店にはタバコの自販機があるから、商品の補充用にダンボールに入った大量のタバコがストックしてありました。
タバコの品目がたくさんあるので数もハンパなく多い。
しかも2階はクーラーがついてない!
タバコが半分入ったダンボールや、まだ封が開いてないダンボール、空に近いダンボールなど。
高校生だからタバコの銘柄もよく分からず、マイルドセブンやらセブンスターやら似たような名前に頭の中はごちゃごちゃ。
途中で店長さんにSOSを出しても「がんばれ~」しか言わない。
なんとか全部やり終えて、全身汗まみれになりながら下へ降りていくと、
「よーがんばったな。ご褒美に隣から氷とってあげるで」
と、店長さんが隣の喫茶店からカキ氷(フルーツ入り!)をとってくれました。
いや~、ひと仕事した後の一服じゃなくて、、、カキ氷は格別でした。
・怒りたくなっても「おこっちゃいかん」と感情的にならず冷静になること。
中華料理店の店長さんは高校生の私に、仕事以外にも大切なことを教えてくれました。
(このバイトでタバコの銘柄に、ひじょ~に詳しくなりました。笑)