前回の記事(何かに興味を持つことが自信につながる)で、自分のアンテナに引っかかるものを見つけてやってみることが達成感を生み出し、それは自信へとつながるというお話をしました。
これは自分が嫌いを克服するためには、かなり効果的な方法です。
今日は「上手なアンテナの使い方」を私の体験を織り交ぜながら紹介して行きます。

 

あなたはこんな経験ありませんか。

友人の黒のデニム姿を見て「黒ってカッコイイいいやん」と思ってたらその後やけに黒のデニムばかり気になって、結局「黒いデニム」を買っていた...これ私のことです。
今まで気にも留めなかったのにそのことを知ってから(見てから)気になったこと、ありませんか。
私の場合、友人を見て黒のデニム姿がカッコいいという情報をキャッチしたんですね。
本人的には無意識でしたが「カッコイイ系の洋服」が好きな私はアンテナを拾っていたんだと思います。

 

目次
1:よくないアンテナの立て方
2:アンテナは正しく立てよう
3:アンテナに引っかかったものを精査しよう

 

1:よくないアンテナの立て方(こんな失敗していない?)

「ここで○○さんと会いたくないなぁ」「もし失敗したらどうしよう」「遅刻したらどうしよう」
こんなことを考えていたらホントに起きてしまった、誰でもそんな経験の一度や二度はあると思います。

以前読んだ本の中で、こんなエピソードが書かれていました。

虫が大嫌いで恐怖さえ感じるある女性。
「引き出しの中に虫がいて、もし手で掴んでしまったらどうしよう」
いつもそんな心配をしながら過ごしていたら本当に引き出しに虫がいて、しかもそれを手で掴んでしまったとか。

心配してたことが現実になった、、、マイナスアンテナは立てない方が無難ですよね。

 

2:アンテナは正しく立てよう(こんな風に立てましょう)

アンテナは立てないと引っかかりません。またアンテナは向けた方向のものしか拾いません。
「そんなん当たり前やん」とツッコミが入りそうですが、自分ではアンテナを立てたつもりでも実際はちゃんと立ってないこともあります。

こんなことにご注意!

初対面の人たちが集まる場所へ行ったとき。
「1人でもいいから友だちを見つけたい」「誰か声かけてくれへんかな」
こんな風に思っているものの、その場で前を向いたままでジッとしている。
これでは声をかけにくい雰囲気を自ら作っていることにもなりかねません。
(端から見ると表情が硬いとか)

あなたがアンテナで拾いたいことを周りに「アピール=意思表示」することも正しくアンテナを立てることにつながります。
何もしないでジッと待ってるだけでは拾いたいこともアンテナに引っかかってくれません。
アンテナは主体的に、ちょっとだけ行動的に立ててみましょう。

 

3:アンテナに引っかかったものを選ぶ(もっと良くするために)

アンテナに引っかかったものは何の疑いもなく即受け入れる。むかし私がよくやった失敗談です。
「あ、見つけた!きっと○○のはず…」信じたい気持ちが強すぎると、冷静に判断できず違うものが引っかかっていることに気づかないことも。
「あ~ぁ、やっぱり違ってた」「私って見る目ないんかな…」と凹む原因を自分で作ってしまいます。

アンテナに引っかかっても、この3つは確認しましょう

・自分に必要なもの?
・ホントに欲しかったもの?
・その選択ってホントに正しい?

本当に必要なものだけを選ばないと、結局あとで残念な思いをすることになります。
あ、バーゲンで衝動買いしてしまった洋服が一度も袖を通すことなくタンスの肥やしになるパターンに似てるかも。

 

以前、こんなことがありました。

■ソフトウェアのインストラクターとして働くきっかけになったのは、友人がSEだったから。
当時SEという言葉すら知らなかったのに友人の「SE」という名前が妙に頭に残ってました。
ちょうど就職先を探していた私は無謀にも「SE」で応募。不思議なことに採用されたんです。
(もちろんSEではありません)
なぜ採用されたのかは今も不明ですが、この経験は私にとって大きな自信を生むきっかけになりました。

■喫茶店が大好きな私は車で走ってる途中、一瞬でもお店が視野に入ったら絶対に見逃しません。
しかも視野に入ってなくてもなんとなく見たところにお店があったってこともよくあります。
こういうアンテナを立てていると予想外のところで意外なものに出会うことも増えてきます。
(SEの知識ゼロだった私が採用されて意外な可能性を発揮したように)
こんな経験を1つ1つ増やしていけば確実に自分が嫌いを克服できます。

あなたも自分が嫌いを克服する1歩目をぜひ踏み出してみて下さい。