16年ぶりに引っ越しました。
カーテンやカーペットなど、部屋のサイズに合わせて買いなおしたり、
部屋に合わせて家具を増やしてみたり。
新しい生活が始まるって気分があがります。
だけどちょっとした問題も起こるものですね。
慣れない生活でなんとなく落ち着かない、、、そんなときにお粗末な対応をしたある業者さんのことがどうしても見過ごせなくて。
ダンナさんに不満をぶつけてしまいました。
そこは慣れているダンナさん。
「、、、こんなことがあって困っています。はっきり言ってとても不満に思っています」
業者の担当の人へさっそく電話連絡。
話している様子から、相手があれこれ言い逃れをしていることがうかがえます。
多少厳しい口調になりつつも、一通り伝え終わったら、、、終わり。
決してうだうだと文句を言い続けない。
話し終わったら、不満モードは終わり。
態度をサッと穏やかな状態に戻して普通に喋る。
会話の途中でケラケラと笑い声が聞こえてくることもあるからビックリします。
話し始めたときと終わり際では相手との関係性がガラリと変わり、最後はにこやかに
「すみませんがよろしくお願いします」
これ、割と高い確率で(もちろん人によりますが)嫌な思いが残ることがないんですよね。
しかもあとで「最初嫌な思いしたけど、、、最後はよかったね」ってことになる。
ダンナさんのこういうところ、スゴイな~っていつも思うんです。
引き際を知ってるというか、感情に任せて話さないというか。
私には、、、なかなかマネできません。
一度怒ったら怒ったまま。
嫌な思いをしたら、あとあとまで尾を引くことが多いですね。
そういえば母親も同じでした。
というか、そんな母親を見て大きくなったんだから母親に似て当然ですよね。
子どもの頃、叱られるとそのあと数日機嫌の悪い母親。
一度怒るとなかなか元に戻らない。
そんな母親を見てきたんだから、怒りの感情をどうやって戻せばいいのかわからない。
本当はさっさと元に戻したいのになんとなく気まずいような、こっちが先に折れたら負けたような気になって。
だけどこないだ似たような場面で、ふとダンナさんのことを思い出してマネしてみたんです。
最初は少しぎこちなかったけど、最後はお互いに気持ちのいい終わり方に。
こちらの意見を言うのはいいけれど、どこかに相手のことを気遣うすき間も作っておく。
感情的になってしまうとなかなか難しいことですが、
そうすることでお互いに嫌な思いをすることが避けられます。
ときには相手との関係性がグッとよくなることだってあり得る。
今は先に文句を言ったもん勝ち、怒ったもん勝ちみたいなところがあるけれど、
本当に気持ちいいんだろうか。
ダンナさんのマネをしてみて、最後は丸く収まることの清々しさを知ると断然こっちの方がいい。
怒り続けるってわりと気力も体力も使うから、結局自分で自分の1日を台無しにしてることになります。
母親がまさにそうでしたから。
怒ってばかりだと顔つきまで悪くなるし、老けてみえるし。
絶対いいこと無しです。
あなた、母親と似た表情になっていませんか。