母親が介護施設へ入所して半年が過ぎました。
高齢のせいなのか、それともミュンヒハンゼン症候群(→以前の記事はこちら)なのかわかりませんが、
この半年で入退院を繰り返しています。

「また入院されて手術を受けられました」

先日、成年後見人をお願いしている方から連絡がありました。
しかも退院した3日後、再度入院して即手術。

ここ1ヶ月の間で入退院と手術を繰り返す母親。
病状は深刻?と思いきや、そうでもないみたいで。
これはあくまでも私の想像ですが、高齢になると手術して症状を緩和させるほうが手っ取り早いのかな、とだいぶナナメなことを考えてしまいました。

 

まだまだ攻撃性の高い毒親

入退院と手術を繰り返すと、攻撃的な毒親気質は少し緩和してる?と思いましたが、まだまだ健在。
自分の思い通りになるまで毒を吐きながら、延々と周りの人を振り回しているようです。
前回入院した病院からは入院を拒否されて、今回は別の病院へ入院して手術を受けました。

 

成年後見人の苦労

母親は非常に攻撃的なので、暴言を吐かれることはしょっちゅうです。
施設のケアマネや介護士から、母親に関する相談(クレーム?)もいつも入ります。

今回も退院の時ひともんちゃくあったみたいで、母親の対応に関することでいくつか相談がありました。
といっても今の私には何もできないし、仮に手を出してしまうと昔の地獄のような生活に戻ってしまうのでそれだけはどうしても避けたい。
成年後見人の方には負担の重たいことかもしれませんが、すべてお任せするしかありません。

 

成年後見人の仕事の範囲

成年後見人は本人の財産管理、病院や施設などを利用する際の手続きなどを主に行います。
本人の意思を尊重し、生活状況や心身の状況に配慮しながら本人の代理で行うのです。

言葉で表現すると単純な仕事のようですが、実際はかなり大変です。
具合が悪くなったら病院への移動、入退院の手続き、手術の手続き、施設で何かあったときの対応。
もちろん定期的に本人と話すこともあります。
うちの母親のように問題児?の場合、大変さがさらに増えることになる。

 

成年後見人は一度受けたら辞められない

毒親に手を焼いて「成年後見人を辞める」と言われることってあるのだろうか?、、、気になって調べてみました。

成年後見人は正当な理由(後見人が病気になったり、遠地へ転勤など)と、家庭裁判所の許可がなければ成年後見人を辞めることはできない。
また家庭裁判所から辞任許可が下りたとしても、今の後見人が次の後見人を立てなければいけない。

法人で成年後見人を受けている場合は、その法人の中に数名の後見人がいるので担当者を変えることはできますが、個人で成年後見人を受けている場合、一度受けたら辞めることができないということになります。

そういえば成年後見人の方が、以前こんなことをおっしゃっていました。

「相性の問題もあるので、もし私がダメなら他の者に担当を代えることもできるのが法人のメリットです」

 

成年後見人はまだまだ認知度が低く、親族が軽い気持ちで受けてしまうケースが多いそうです。
(気の毒だからとか、だれも面倒見る人がいないから仕方なく、とか)

私は成年後見人をお願いする立場なのでそのような心配は要りませんが、もしこれから誰かの成年後見人を引き受けようかと考えておられる方。
よく調べて、じっくり考えた方がいいかと思います。