こんにちは。岸本みずきです。

イレギュラーなことが起きると、誰でもあせるもの。
しかもそれが「緊急を要する」と言われると、冷静さを欠いてしまいます。

先日、母親が入院しました。

「病院から、親族の方しかサインできない書類があるのですぐに対応してください、
と何度も連絡があって。明日来ていただくことはできますか?」
「至急、連絡ください」

毒親と距離をおくためにお願いしている、成年後見人の方から連絡がありました。

突然のことで頭が「わっ」となってしまって大慌ての私。
こんなときこそレスキューレメディが役立つのに、いざとなると思いつかないもんです。

横にいたダンナさんに話をして、ようやく落ち着きを取り戻しました。
こういうときは誰かに話さないと、自分で自分をさらにあせらせてしまいます。

「困ったことや、目の前で起きている問題」
が頭の中にドカッと居座ると、それ以外のことが考えられなくなる。
頭の中では同じことをグルグルと考え続けるから、不安はどんどん膨れ上がる。
そして「今、どうすればいいのか」を冷静に考えられなくなる。

成年後見人の方に言われたことだけが頭の中にドカッと居座って
「明日、病院へ行かないといけない」しか出てこない。

・母親は今どんな状態なのか。
・手術が必要なのか。
・病院側はどの書類にサインを求めているのか。

落ち着いて成年後見人の方とお話をすると、実は成年後見人の方も人づてに話を聞いただけで
詳しいことはわからない、ということが判明。

翌日成年後見人の方に病院へ行ってもらうと、大した書類じゃなく代理人でも対処できる内容。
(入院中に貸し出すパジャマなどの誓約書とか、もろもろ)
おまけに緊急を要する手術もなく、入院も1週間ほど。

情報が少ないとき、事実がよくわからないとき、つい先走って考えてしまいがち。

これはどんなときにも当てはまります。

①なにか問題が起こる。(母親が入院したと連絡が入る)

②過去に起きたことと照らし合わせて捉える(きっとまた嫌な思いをするはずだ)

③慌てふためいて冷静さを欠く(頭の中は同じことをグルグル考えて気持ちが重たくなる)

だれでも1人で考えてしまうと、こんなふうになってしまいます。
身内でも他人でも、だれかに話すことで頭の中の1人暴走を止めることができる。

「だれかに話す」

これシンプルだけど一番効果的で、かつ問題を早急に解決するための一番の方法です。
だれかに話すことで舞い上がった自分を落ち着かせる。
そしてわかっている事実と確認するべき事柄を整理して、今自分に出来ることと出来ないことをハッキリさせる。

言いにくい内容でも話せる人がいるなら、思い切って話してみることが一番です。