こんにちは。岸本みずきです。

最近、老眼鏡をかけることが増えてきました。
かけなくても見えるんだけど、いまいちピントがボケて字が薄くて見えにくい。

たとえば、新聞のお天気欄。
うちは読売新聞なんですが、朝昼夜のお天気マークの横に降水確率が載っているんです。
これはまだ見える。

その下に予想気温が載ってて。
これが小さくて見えにくい。
しかも朝起きて、ぼんやりした目で見るとかなりぼやけて見える。
目をそーっと細めて、一点集中して文字を見るんだけど6なのか、8なのか、9なのかハッキリしない。

それに駅でもらった時刻表。
これはかなり小さくて、裸眼で見るとピンボケもいいところ。
なので最初からあきらめて老眼鏡を使ってます。

じわじわと老眼が進んでいるということは、更年期もじわじわ近づいているということ。
老眼は「いつも見ていたものがぼやけて見えにくい」と、自分でも自覚しやすいけど、
更年期の症状って自覚にしくいんですよね。
個人差があるし、たまたまそうやった、というのもあるし。

更年期なのか、それとも手術したことがきっかけなのかわからないけど、
気がつくと気落ちしてたり、入院前に来たっきり生理がこなかったり、突然便秘がひどくなったり。
長年お腹の中にあった子宮筋腫や、卵巣を取ったことでホルモンのバランスが「ぐらっ」と
崩れているのかもしれません。

急に汗が出たり、めまいがしたり、という一般的に言われている症状はないから
「たぶん更年期ちがうわ」とさらっと流してる反面、「私ってなにやってんだろ」とむなしく感じたり、
世間から置いてかれてる気がしたり、孤独を感じたり、と心のバランスを取るのにひと苦労してます。

ダンナさんにそんな話をすると、

「入院で気が張ってるとこに親のことでいろいろあったやろ。手続きであちこち行ったし、
ちょっとくたびれてるんとちゃう?」

ま、たしかにそれも言える。

自分はそんなに弱い人間ちがうわ、と思ってるのは自分だけ。
自分の身に起こってる問題と、自分がやってきたことを過小評価しているのも自分だけ。

人は弱いし、些細なことでも自分の琴線に触れることがあるとたちまち参ってしまう。
たいしたことじゃない、と思っててもはたから見るとわりと大変なことだったりする。

見栄を張らずに、自分に正直になる。
更年期を感じたら(疑ったら)カラダ以外の部分には、いつもの倍気をつける。
女性のカラダと心はとても繊細。
このことを忘れたらあきませんね。