こんにちは。岸本みずきです。
毎月31日は父親の命日。
月末が近づくと、お花とお供え物を用意して命日を迎えます。
(ちょいちょい命日を忘れてる月もありますが、、、汗)
父親が亡くなって14年。
亡くなるまでは、父親のことが大嫌いでした。
そんな私がなぜ、月末になったらお花とお供え物を買うのか。
それはある1本の電話から始まりました。
今から14年前の夏。
「○○さんはあなたのお父さんですね」
「実は亡くなられました、本人確認に警察まで来ていただきたいのですが、、、」
突然かかってきた警察からの電話。
ホンマに、びっくりしました。
まさか警察から、かかってくるなんて。
しかし20年ぶりに父親の名前を聞いて、正直とってもイヤでした。
というのも、私が子どもの頃から母親と祖父母から
「父親は悪いヤツ」と聞かされて大きくなってきたから。
確かにお酒を飲んだら大声を出して暴れる、近所でお金を借りまくる、
まさに悪い父親でした。
そんな父親だったから、母親も祖父母も父親のことを名前で呼び捨て。
それを見ているから私もお父さんとは呼ばずに、いつも名前を呼び捨て。
家の中ではそれが当たり前だったので、「お父さん」と呼んだこともない。
大人になっても、お父さんという言葉を口にすることに抵抗を感じていました。
なんというか口にしたらいけない言葉というか、口にすると後ろめたく感じる、みたいな。
そんな状態だから、結婚してダンナのお父さんのことを「お父さん」と呼ぶのは、
かなり苦労しました。
話が少し逸れてしましました。
そうそう、父親が亡くなったというお話。
警察から電話がかかってきた時は、本人確認に行くのを断ろうと思っていました。
中一の頃から会ってないし、そもそも父親=悪いヤツだから、行きたくもない。
でもダンナのお母さんから「今行かへんかったら、きっと後悔するで」と言われて、
「ま、顔見に行くだけでもいっとこか」と思いなおして、警察へ電話をしてその日に
行くことにしたんです。
話が長くなりそうなので、このつづきは次回に。