こんにちは。岸本みずきです。

7月。京都は祇園祭が始まります。
京都市内では、

「コンコンチキチン、コンチキチン」

のお囃子が鳴って、祇園祭一色。

数年前から、祇園祭の魅力にハマって山鉾巡行を見に行くようになりました。
大きな鉾と細部にまで凝った織物で作られた「前掛け」と「見送り」
ふくろうが描かれていたり、ギリシャ神話を表わすものだったり、龍が描かれていたり。
まさに「動く美術館」
ホンマに見ごたえあります。

前掛けと見送り
山や鉾の前と後ろに掛けられる懸装品。

ペルシャやギリシャ、ベルギーなどの絨毯、ゴブラン織りが使われています。

図案にはトロイ戦争や旧約聖書などがあり、日本の祭りでありながら

異国の雰囲気を味わうことができる織物。

祇園祭の日程

7/2    くじ取り式
7/10~13 鉾建て
7/12~14 山建て
7/14~16 前祭 宵山
7/17   前祭 山鉾巡行
7/21~23 後祭 宵山
7/24   後祭 山鉾巡行
※一部のみ抜粋

そして山鉾巡行の前に行われる「鉾建て、山建て」もなかなか見ごたえがあります。
年配の職人さんが、若い職人さんに教えながら1つ1つ作業を進めていく。
見ていると、使われている道具はどれも年季がかなり入ってます。

私が好きなのは、車輪を本体に取り付けるところ。
年配の職人さんの掛け声と共に、一気にはめ込まれる。
この車輪1個で約1トン。
長刀鉾で重さが約7トンあるらしく、そうすると車輪だけで半分以上の重さがある。

これを釘を使わず木と紐だけで組み立てていくんだから、相当な技術と経験が要求されますよね。
まさに「男の世界」

お揃いの法被や作業着を着た職人さんたちを見ると、老いも若きも、みんなカッコよく見えます。
ふふふ、、、。

今年は山鉾巡行が日曜日に重なっているので、いつもの倍以上の人が見に来るはず。
人混みが苦手だから、今年は山鉾建てを見に行くのもいいかな、と考えてます。

京都の夏の行事「祇園祭」
機会があれば、ぜひ一度見に来てください。