こんにちは。岸本みずきです。

人は一緒にいる人の影響を受けやすいもの。
もしかすると毒親経験を持つ人は、そういう傾向が強いのかもしれない。
そんなことをふと、考えていました。

もちろんこれは私の主観です。

いつ怒り出すかわからない母親。
常に顔色をうかがっていると、ひとつひとつの言葉や表情が自分の中に定着してきます。

少しでも怒られるリスクを減らすために、嫌われないために、
母親と同じ口調、同じ表情、同じしぐさをする。
マネることで、母親に取り入ろうとしていたのかもしれません。
子どもは親から嫌われたら生きていけませんから。

そしてそのクセは、大人になっても自分の中に残る。
目の前の人に嫌われないために、無意識に相手に合わせて同じ時間を過ごす。
数時間一緒にいると、相手の影響を受けて自分も似た話し方になる。

以前ダンナさんに言われたことがあります。

「出かけて帰ってきたら、なんか話し方がいつもと違う」

良い影響を与えてくれる人ならいいのですが、その逆ならあまりよくない。
損得ではなく自分にとってプラスになる人なのか、それともその逆か。
自分の器が広がる人なのか、器を狭める人なのか。

私はその辺がきっとヘタなんだと思います。
「友だちが少なくなる恐怖」に負けて、つい誰とでも付き合ってしまう傾向だった私。
相手は私をコントロールしやすくて、関心を示してるだけなのかもしれないから。

一緒にいる人はきちんと選ばなきゃ。
最近ようやく、きちんと人を見るようになりました。

ポイントはその人と別れたあと、楽しい気分が持続するのかどうか。
最初は楽しく感じてても、だんだん気分がモヤッとしてくるときは
要注意です。

人付き合いは、いくつになっても難しい。
いや、年齢が上がるほどハードルは上がるような気がします。