こんにちは。岸本みずきです。

先日、心斎橋へ行ってきました。
久々に通ったアメ村の三角公園は、平日のせいか人も少なめ。
それでも髪を青や赤に染めた女性や、個性的な髪形をした男性に出会う。
田舎に住んでいると、絶対見ない光景です(笑)

個性的な髪型といえば、昔はロン毛に金髪がミュージシャンの王道でした。
最近はあまり見かけなくなったな。

私が大好きだったミュージシャンもロン毛に金髪(というか、ほとんど白髪)
その方が病気で亡くなって、はや一年。
心斎橋には、一周忌の追悼ライブを観るために行ってました。

会場は心斎橋のど真ん中。
出演者は関西、関東で活動されているプロのミュージシャン総勢22名。

一度に有名なミュージシャン達に会えるライブということもあり、観客数は300~400人くらい。
熱気ムンムンの中、終始たくさんの笑い。
気がつくと3時間半に及ぶ、長くて楽しいライブでした。
きっと向こう側では石やんがお腹かかえて笑ってるんやろな、と思いつつ残念なことも。

そもそも追悼ライブって亡くなった方へ思いをはせて、思い出話に花を咲かせ、
演者も観客も一緒に音楽を楽しむもの、と思ってました。
(私の主観的な考えです)

だけど主目的である「追悼ライブ」が置き去りで、あきらかに出演者を見るだけの目的で
騒いでる人たちを見てちょっと困惑。
これだけの有名なミュージシャン達が一堂に集まるライブやし、無理もない話やけど、
石やんの大ファンだった私としてはちょっと残念。

目的がどこかへ行って、手段がひとり歩きする。

普段でもこういうことって結構あります。

・「これ調べよう」と思ってたのに、調べることに夢中になりすぎて最初何を調べていたのか忘れた。
・途中で脱線して、全然違うことをやってた。
・運動不足解消のために始めた腹筋、いつの間にか回数をたくさんこなすことにとらわれてた。

最初はちゃんと覚えてるのに、時間と共に目的がどっかへ行って、手段が目的にすり替わる。

昔は
「目的も大事だけど、目的に行くまでの経過や経験(手段)が重要、そこでいろんなことを学ぶ」
と思っていた時期がありました。

たしかに間違いじゃない。
でも目的を忘れたり、横に置いておくと「そもそも何のために今自分はやっているのか」
ということが、あいまいになってしまう。

その結果、

・やり終えてもいまいちピンとこない。
・思ってたことが微妙にズレてた。
・つじつまが合わなくなってた。

ということになる。

目的を達成するために手段は大事だけど、手段にとらわれすぎてはいけない。
目的(目標やゴールなど)を常に意識しておかないと、
結局時間をかけてやってきたことが無駄になることもある。

これ、私の実体験のお話です。
今でも、チョイチョイやらかします。
「あ!」と思われたあなた、気をつけましょう。